「ロビのココロ」という名前は諸刃の剣だ

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 ロビのプログラムを収めたMicroSDカードは「ロビのココロ」と呼ばれている。
 おもしろい名前だ。
 ロビは開発者の高橋氏曰く「生きている感じ」がコンセプトの一つである。なお、このコンセプトを理解せずラジコンとして遊ばせろとしか言わないユーザーもいるが、的外れな発言である。もちろん自分が買ったものをどう扱うかは自由であるが。
 「生きている」感じを演出することを考えると「プログラムカード」といった名称はなんとも興醒めな名称となる。
 「ロビのココロ」というのは、なかなか優れた名称であるといえよう。
 しかし、このように呼ぶことは、必ずしもいいことではない。


 というのも、例えば「Robi VISAカード」の景品に「Robi追加ボイスソフト」というものがある。詳細は不明だが、追加音声ファイルと書かれていることからして、追加のプログラミングが入ったSDカードが手に入ることだと言えるだろう。
 これを手に入れたとして、「ロビのココロを入れ替える」ことになるのだが、いい表現ではない。たんなるロボットならいいかもしれないが、「生きている感じ」を演出しようとしているなら、心を入れ替えるわけにはいかないだろう。
 そういうわけで、「ロビのココロ」というネーミングは諸刃の剣というわけだ。僕としてはむしろ特に名前を付けないほうがよかったのではないかとも思う。

2014/07/30追記
「ロビのココロ」にはロビ自身の性格設定が書き込まれている。
とすると、単純に「ロビのココロ」を差し替えるわけにはいかなそうだ。
ユーザー自身にSDカードの中身を書き換えさせるのは危険だと思うが、どうするのだろうか。


補足

なお、ロビビザカードのポイント計算は、1000円につき1ポイントだ。ロビの追加ボイスソフトは5000ポイントで交換可能となるから、500万円の買い物を行わなければならない。年会費1250円、ポイントの有効期間は2年。いったいロビユーザーの何人がこの追加ボイスソフトを獲得できるのだろうか。





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