iPhone X争奪戦は、99%の準備と1%の運で決まる

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Niels Epting

噂では品薄だと言われ続けたiPhone X。直前に出荷数倍増との情報もあったが需要の1割が2割になったという程度の話だった。
一方でアップルは世界55ヶ国でiPhone Xを発売する予定、公式サイトトップも一面がiPhone X特集となっていた。CEOのティムクックも11月3日(発売日)にiPhone Xをユーザーに届けるのが楽しみだという旨のコメントを発表していた。
売り物がないのに宣伝だけするのか、という違和感があった。

蓋を開けてみれば、「意外とあった」という印象だ(事前情報の出荷位台数は本当に正しかったのか興味がある)。
というのも、去年のiPhone7のジェットブラックモデルが2〜3分で発売日の当日発送分が売り切れとなったにもかかわらず、iPhone Xは7分ぐらいはまだ当日発送で入手できたからだ。これは需要とも関係しているのかも知れないが。

前回はクレジットカードの登録を忘れていたので、その登録をしている間に初回出荷分が売り切れてしまった。他にも、Apple Storeの公式アプリ経由の方がアクセスしやすいという事を知らず、当初はSafari経由でウェブサイトを確認していたために、スタートダッシュの時点で遅れてしまった。

そういった反省点を考慮して、今回は、端末と回線を3つ用意して、協力者を2名用意、3人がかりで予約を試みるという運びとなった。クレジットカードの登録は当然のこと、今回はウェブサイトはやめてアプリ経由に一本化である。
実質は3人が別個に予約に参加している状態と変わらない。誰かの端末で注文できればいいのだから、単純計算で購入できる確率は3倍である。

この方法のネックは3人がそれぞれカート(バッグ)に商品を入れると、同じアカウントでアクセスしているので、iPhone Xが最大で3つカートに入ってしまう可能性があるという点だ。1秒の差で勝負が決まる可能性もあるので、個数を3から1に変更する時間がもったいない。最悪3つ注文してあとで2つはキャンセルするかとも考えていた。

実際のところは、3端末ともサイトにアクセスできるなどという贅沢な想定は杞憂に終わった。最初にアクセスできたのが6分ほど経過した時点でやっと1つの端末がアクセスできた。その端末からの注文が確定した後も残り2つの端末はしばらくサイトに繋がらなかった。

最初の関門は「このサイトにアクセスできるか」という点だ。これは言ってしまえば「運」なのだが、複数回線からアクセスを試みるという原始的な方法でクリアするしかないだろう。タイトルでは運の要素は1%だなどを書いたが、人によってはほとんど運だろうと言われるかもしれない。と入っても、やはり複数の回線と協力者を用意するという「準備」でなんとかなる話でもあるのだ。
繋がってしまえば、あとは素早く商品を選択して決済するだけだ。ここは事前準備が可能なポイントだった。とはいえ、iPhone版のApple Storeアプリは、予約開始後は若干画面表示が変わっていた(そして現在はまたもとに戻っている)。アプリ下部の「アカウント」タブからお気に入りに登録した製品に素早くアクセスできるはずが、記憶では「お気に入り」という項目だけが他の項目と一緒にリストアップされていて、その「お気に入り」を押さないと登録した製品の一覧にアクセスできない仕様になっていた。

そういった困難を乗り越え、僕のiPhone Xは発売日の11月3日に届く予定だ。
前日までストレスで憂鬱な気分だったのが嘘のように、晴れやかな気持ちだ。11月3日が待ち遠しい。おバカな趣味のために協力してくれた友人に心から感謝の意を表したい。


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