コラム:ロボホン「ココロプラン」への不満と期待

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「本体20万だけじゃ済まないのか……買うのやめようかな」

シャープのロボホン(RoBoHoN)の発売日と価格が発表になった時の正直な感想です。本体代も15万円あたりを勝手に予想していたので、20万はびっくりでした。それだけでなく、「ココロプラン」に月額980円も支払わないといけないのがびっくりでした。

この記事では「ココロプラン」の値付と価値について検討してみたいと思います。



ココロプランは負担か

月額980円というのは、それほど高くはないかもしれません。社会人なら。

でも、同じ値段でApple Musicが使えます。アマゾンプライムも余裕です(年間3900円:月額換算で325円)。ユーザーとしては980円も払うんなら音楽聴き放題ぐらいの楽しさを提供してくれるんだろうな???って思っちゃいます。
でも、ウェブサイトを見ても、ココロプランで凄いことができるようになるって話は書いてないんです。払わないとロボホンで遊べないよってだけです。ユーザーとしてはロボホン単体で会話とかできると思ってたら、毎月お金を払い続けないとダメって言われたに等しいわけで、ココロプランは単なる足かせ、負担だけに見えます。
言ってみれば、これからもiPhone使いたかったら月額980円払えって言われたようなものです。酷くない?ってなりますし、高い!!ってなります。

先程のページにある「さらに詳しく」をクリックすると詳し説明ページにいけます。
冒頭から「ロボホンのすべての機能が使えるようになります」という、ユーザーからすれば当たり前と思っていたことにお金を払わないといけない事実を突きつけてきます。
機能1も当たり前じゃないの??ってなります。
機能2,3,4は現時点で情報がなさすぎて、どう凄いのか、どれぐらい凄いのか実感が無いので、980円払う価値があるとは思えないのが現状です。

ココロプランの価値をいかに伝えるか

シャープとしてもぼったくろうと思って月額980円取るわけではないようです(開発者はインタビュー等でそのように答えていました。)。ロボホンとの会話を処理するサーバーの維持も必要でしょうし、ロボホンのAI自体、今後も発展させていこうと思えば予算が必要になります。アプリの開発費も馬鹿になりません。他企業とコラボしたアプリを提供するにしても、シャープ側からいくらかの補助金は必要になるかも知れません。

現状としてココロプランを無料に出来ない以上、シャープとしてはいかにユーザーに納得させるかという問題になると思います。ウェブサイトの説明では、ユーザーからすれば何のために月額980円取るのかいまいち分かりません。
「ロボホン専用のアプリケーションは今後定期的に増えていきます」とある通り、シャープオリジナル、あるいは他企業とコラボした面白いアプリが継続的に出てくるのであれば、月額980円は楽しいコンテンツを得られるサービスとして位置づけられます。この辺のアプリの開発があまり進んでいないようで、ウェブサイトでの説明がおろそかにされています。ここはもう少しはっきりと説明すべきです。

シャープとしては、ロボホンとは別にココロプランがあることでロボホンに楽しいアプリやコンテンツが提供されますよ、と宣伝することが必要になると思います。
極端な話、ロボホンの基本機能だけは無料で使わせておいて、有料プランに入ることで楽しいアプリが使えたり、ロボホンの学習機能がオンになる、といった売り方でもいいと思います。



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