iPad ProにApple Pencilが同梱されない理由

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12.9インチiPad Proが発売された当初から、必須アイテムと言っても過言ではないApple PencilがiPad本体に付属しない(しかも本体に収納することもできない) ことが不思議でした。しかし今回、iPad Air2が廃止され、9.7インチiPad Proが登場したことで、理由がはっきりしました。その理由について記事にしたいと思います。

一般ユーザー向け製品が消滅したiPadシリーズ

12.9インチiPad Proが登場した時点では、Air2が現役でした。Airは一般ユーザー、Proはプロ仕様=プロユーザー向け、という括りが見てとれました。この時点では、ペン入力やキーボードを使う特殊なユーザーだけがProモデルを買うのだろう、と思われました。
しかし、9.7インチiPadもAir3ではなく、Proになりました。そうすると、今までAirシリーズを買ってきた一般ユーザーが買うべきiPadがなくなったかのように見えます。まさか一般ユーザーは型落ちのAir2でも買えと?
そうではありません。
MacBookシリーズはA一般ユーザーでもMacBook Proを買います。iPad Proもこれと同じです。Proが付いてても一般ユーザー向けなのです。
ProをProたらしめるのは、ペンやキーボードです。逆に、ペンもキーボードも使わないユーザーにとっては、ProだろうがAirだろうが違いはありません。

Apple Pencilが付属しないのは当たり前

以上のように、iPad Proはプロユーザーだけでなく、一般ユーザーにも向けられた製品です。そして一般ユーザーにはペン入力は必須ではありません。使うかどうか分からない商品を最初から付属させても、商品価格が上がってしまうだけで意味がありません。
だからペンは欲しい人だけ後から買えるようになっているわけです。

本体に収納できないのも当然か

本体にペンを収納することが出来ないのは、厚みやスペースの関係と考えるのが普通だと思います。
ただ、アップル的な視点から考えると、ペンを収納していない状態で見える穴や、窪み、溝などが美しくない、という理由で収納スペースが排除されたのではないかと思われます。
多くのユーザーはペンなしで使うことが想定される以上、妥当な判断かと思われます。
また、ペン入力を行うことが想定されるユーザーは、筆箱などを携帯してる可能性がありますし、過去にスタイラスを使っていれば、その収納方法を用意しているはずです。したがって、アップルがApple Pencil用に収納方法を用意しなくても、ユーザーは困らないだろう、という事です。



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